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学会長挨拶

第36回中国ブロック理学療法士学会 学会長
高橋 真
(広島大学大学院医系科学研究科 教授)

1966年に理学療法士183名が誕生してもうすぐ60年、1992年に4年制教育が始まって早30年。今や理学療法士国家試験合格者累計は約20万人に及びます。一方、近年、理学療法士の質の低下を懸念する声や将来を危ぶむ声が各所から聞こえてきます。「未来は来るものではなく、自ら目指し、創るもの」といわれます。また、「過去の延長線上に未来はない」ともいいます。「未来のあるべき姿」から逆算して、今何をすべきか。岐路に立つ、あるいは瀬戸際に立つ今だからこそ、理学療法士一人ひとりが未来の創り手として、理学療法士のあるべき姿を思い描くことが求められています。そこで、第36回中国ブロック理学療法士学会では、「理学療法の「シンカ」を問う―進化・深化・真価・新価―」を学会テーマとしました。

理学療法士はどのような未来に向かって進むべきか。あるいは、理学療法を深く掘り下げることで見えてくるあるべき姿とは。さらに、理学療法の真髄とは何か。そして、時代の変遷に伴う社会環境の変化や新たな社会の要請に対してどのような責務を果たすべきか。理学療法の様々な「シンカ」について、皆様と一緒に思索を深める機会となることを期待しています。また、理学療法士の未来のあるべき姿とその実現に向けた道筋について、意見交換・議論できる場になればと考えております。

開催趣旨にご理解いただき、是非ご協力とご支援を賜りますよう切にお願い申し上げます。

運営スタッフ一同、皆様に満足していただける学会になるよう準備いたします。皆様のご参加をお待ちしております。